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抜歯不要!混合歯列期の小児矯正における治療計画 「最大4mmの隙間を作るリーウェイスペース活用法」

“今からするお話を聞いていただければ、特に複雑な装置を使用せずに矯正の動きの中で最も難しいと言われている大臼歯の遠心移動を片側で約2mmほど簡単にできてしまいます。知ってさえもらえれば新人ドクターでも苦も無く完結できるほど簡単な方法になりますので、必ず最後まで読んでください”
小児の患者さんが来院される医院の先生は、叢生改善が必要なケースには頻繁に直面されるでしょうが、実は矯正の先生はもちろんのこと
一般歯科の先生であったとしても簡単に小児の叢生改善の矯正が可能になるケースがあることをご存じでしょうか。
 
しかも、ワイヤーベンディングも必要ありません。
そして何よりも一見は抜歯をしないと並べる隙間をとれないようなケースであっても、非抜歯で4mmものスペースを作ることができてしまうのです。
そこで今回知って頂きたいのがリーウェイスペースを利用した
治療計画の作り方です。
 
リーウェイスペースに関しては、歯科医師の先生はもちろんご存じだと思いますが、側方歯列群が交換するときに一定期間生まれる隙間です。
年齢で言うと10歳前後の小学4年生~5年生くらいの患者さん限定とはなりますが、
このリーウェイスペースを活用した矯正が非常に有効であり、尚且つ矯正難易度を極限まで引き下げることができるのです。

乳歯のEから5番で考えると、その幅として上顎で約2mm、下顎で約4mm程度のリーウェイスペースができます。
これらの数値の遠心移動を永久歯列で行うのはとても大変なのは歯科医師の先生であればご納得いただけるところでしょう。
 
そもそも、大臼歯の遠心移動は矯正の動きの中で最も難しいと言われており、様々な装置が考案されていますが、どれも面倒な装置ばかりです。
そして、いまだ遠心移動ならばこれという、定番の装置がありません。
リーウェイスペースは大臼歯が近心移動することによって閉鎖していきます。
とするならば、そもそもリーウェイスペースが閉じないような工夫をしておけば、結果的に遠心移動したのと同じ効果があります。
 
また、上顎においては犬歯の萌出前にアプローチでき、適切なスペースを確保できれば、八重歯にすることなく自然萌出で適切な位置に並んでくることもあります。
ちなみにこの手法は、Eの交換前にアプローチする必要があり、アライナー矯正では少し難しいと思われます。
 
Eの交換前はまだ萌出してない永久歯が何本かあり、それらがどこから生えて来るか分かりません。
そのため、アライナーが萌出を妨げない構造にする必要があり、もしアライナーに永久歯の萌出が邪魔されるようなら、たちまち失敗してしまいます。
しかしワイヤー矯正であればその辺りの心配はなくなります。今後萌出してくる歯をカバーしていないからです。
では矯正歴20年のベテラン矯正医である峰先生はどのようにリーウェイスペースを活用した治療計画を作っているのか?
 
具体的に講師の峰先生にお話し頂きました。

講師 峰歯科・矯正歯科クリニック
院長 峰啓介
峰 啓介





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