インビザライン×小児矯正で作る高付加価値の治療システム ダイヤモンドプロバイダー発案!ハイブリッド小児矯正セミナー(全2話)
マウスピース矯正を使った矯正治療をGPの先生も始められるようになって矯正の患者さんは大きく増加することになり、2022年の1年間だけでもインビザラインの症例数は30万から55万症例へと増加し2倍近くになりました。
しかしながら、徐々に実感されてきているとは思いますが、日を追うごとに矯正の患者さんを獲得することは困難になります。
成人で矯正に興味ありそうな患者さんは既に少なくなってきています。興味ありそうな人はどこかでやっているか、治療が終わってしまってきているのです。
ですが、小児の患者さんに関してはまだまだ需要が大きく残っていますし多くの医院が積極的に獲得できていません。
それは、小児の矯正はなぜか大人の半額程度の価格設定にされることが多く、経営的なメリットが少なく「どうせ大人になったらやり直し」だという患者さんのイメージを払拭できていないからです。
ですが、ここに大きな間違いがあります。
現在は少子化により、子ども1人当たりにかける学習費や医療費は増加傾向にあります。
つまりは「子どもにお金をかける時代」だということですので、歯科医師は親御さんが子供に対してお金のかけるところの選択肢として、小児矯正を選択してもらえるような方法をとるべきではないでしょうか。
その為にはしっかりと付加価値を付けて成人矯正と同じような価格帯でも納得してもらいさらには経営的にもメリットも出していくべきです。
しかし、小児歯科に関してや矯正治療に関してまだ経験の浅い先生はいきなり「小児矯正を積極的に始めて他の医院より付加価値をつけろ」と言われても何をしたらいいかわからないと思います。
ですがご安心ください。
その矯正治療のシステムというのが…
Ⅰ期治療において適齢期に合わせたマウスピース型矯正装置を2個以上使用して行う「ハイブリッド小児矯正治療」を発案した「池袋みんなの歯医者さん矯正歯科・こども歯科クリニック」で院長を務める新渡戸康希(にとべこうき)先生です。
新渡戸先生は年間150症例以上のダイヤモンドプロバイダー保持者として医院経営の傍らインビザラインの講師活動をしていることは有名ですが、開業時からずっと小児歯科に力を入れていたGPでもあります。
つまり、矯正治療と小児歯科という領域においては日本屈指の存在であり、特に従来の小児矯正とインビザラインという治療方法を掛け合わせた矯正ノウハウと多くの臨床経験を持っています。
そんな新渡戸先生が今回発案した矯正装置を2個以上使用する「ハイブリッド小児矯正治療」では、
それはまず大前提として、「予防の為の矯正」という価値観を患者さんに伝えているからです。
特に小児の矯正は「今歯並びが悪いから」だけではなく「将来悪くならないように」という予防の意義もあるのはご存じだと思います。
また、小児の矯正をしたところで「どうせ大人になったらやり直しでしょ」といったイメージに関しても子供のうちに60%やっておけば、もし大人になって歯並びが悪くなっても抜歯せずに簡単に矯正できるという「予防」という意味合いを持った価値観を歯科医師側と患者さんで共有することが非常に重要です。
つまり、今現在の歯並びは大して重要ではないので、
小児の患者さんはほとんどの方が予防としての矯正を行うメリットがあり、小児矯正における見込み患者になるのです。
さらには、新渡戸先生のハイブリッド小児矯正治療は…
そもそも小児矯正はそこまでの難症例はないので、適齢期に合わせて使用する装置を完全に固定させてしまったほうが、医院側も患者さん側も治療方法がわかりやすくなり矯正効果も高めることができていると言います。
そこで6歳~12歳(小1~小6)までで行うハイブリッド小児矯正治療で新渡戸先生が実際に行っている方法で2つの最重要ポイントをお話させていただきます。
新渡戸先生は「1-2年生プレオルソ」→ 「3-4年生マイオブレース」→「5-6年生インビザライン」と言ったように年齢に合わせた装置を小児矯正患者さんに使用しています。
そこで大きなポイントとなるのがプレオルソで、これは装置だけでなく機能訓練もシステム化して併せて行う必要があります。
舌をスポットに付ける練習や、あいうべ体操によって上顎にキレイなアーチができるようにしていきます。
プレオルソはお皿があり勝手に舌がスポットにつくようになっているので、プレオルソは機能訓練に一番有効で早い段階の6-7歳で使うべきだと言えます。
しかしながら、プレオルソは装置の種類が様々あり、使用方法に悩む場面も多いと思います。
ですが、新渡戸先生は90%以上の小児矯正患者さんに決まって使用している以下の流れがあります。
「プレオルソタイプⅠ SS ソフト」→「プレオルソタイプⅠ SS ハード」→「プレオルソタイプⅠ S ソフト」
小学1年生からこの流れで完結し、これ以外を使うことはほとんどないのでとりあえずは装置はこの3つだけ使用します。
※残り10%は受け口の場合になるので最初の装置を「プレオルソタイプⅢ S ソフト」に変更します。
インビザラインは歯列弓拡大と不正咬合改善、歯並びまで治すことが可能ですので4番萌出後のこの時期には最適です。
歯列弓拡大時には正確なミリ数まで設定でき、例えば右上1番だけ1ミリだけ前に出すとかは、ワイヤーにはできない動きですがインビザラインであれば対応できます。
ここでのポイントはドクターサイトの治療方針の設定にあります。
インビザラインファーストでは歯列弓の拡大量や拡大の順番をオプションから選択可能ですので、ここは迷わずに『永久歯および乳歯を拡大』『拡大量は4~6mm 』を選びましょう。
ステージングとしては「C・D・Eと6番を同時に拡大する」よりも、「6番を先に拡大しそのあとC・D・Eを拡大」がインビザライン的な考えです。
バイトランプで咬合させて臼歯部を離開させるので「奥歯が沈み込む力の排除」がされます。
これは新渡戸先生が100人治療したらつけない人は1人もいないと言い切るもので、初回だろうと追加アライナーだろうと小児だろうと関係なく絶対必要だと言います。
何よりも心と身体が成長していく子供に食事制限や、運動や音楽活動の制限などをかけなくていいのが矯正方法としてインビザラインを選択すべき最大の理由ではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか?
新渡戸先生はプレオルソのインストラクター経験もあり、小児患者さんにも多くの矯正治療を提供しているのでマウスピース矯正と小児矯正を組み合わせた「ハイブリッド小児矯正治療」を確立することができました。
そんな新渡戸先生にしか教えてもらえないハイブリッド小児矯正治療なのですが先日、全国の歯科医師の先生に向けたセミナー動画として新渡戸先生本人による講義を収録いたしました。
セミナーでは新渡戸先生の医院で実際に提供している矯正プランなど全部公開していただき、簡単には公にできない秘匿性の高い情報が多かったのですが、特別に許可をいただきましてセミナーで収録した動画をノーカットで特別教材としてご用意させていただきました。
そこでセミナー内容から院長先生が得られるメリットの一部をご紹介しますと…
このように、新渡戸先生が長年かけて実証させてきたハイブリッド小児矯正治療の全貌が、発案者の新渡戸先生本人によって72分も解説されています。
これさえ見てもらえれば小児矯正の治療計画は非常に簡単に立てることができるようになりますし、確実でベストな治療提供が可能になります。
もちろん地域差もないので北海道から沖縄まで日本全国どこで開業されていても通用します。
また、適齢期や装置の使いどころの考え方は先生によって異なるところもあるのでとりあえずは新渡戸先生の方法をそのまま試していただき、その後に院長先生の治療哲学に合わせたカスタマイズを行っていくのがいいとは思います。
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